王子税務署からのお知らせです

税務職員募集について


会長挨拶 (人づくりに繋がる租税教育)

北区納税貯蓄組合連合会ホームページ開設にあたりご挨拶申し上げます。

国税庁との共催事業である「中学生の税の作文」事業は、少子高齢化の中で次世代を担う青少年の租税教育として真に重要であり

社会的にも意義ある事業である。租税教育が何故事業として価値があるのか考えてみたい。

21世紀に日本に問われているのは教育問題である。教育といっても進学中心の教育だけでなく、教育の深さが問われている。教育の深さとは、道徳教育であり、家庭教育であり、租税教育である。

令和2年度の日本の国家予算は104兆円であり、新型コロナウイルス問題が発生した事により第一次、第二次予算が追加された。国債が増加し続け、今や借金大国である。この借金を返すための方向性と解決の道筋をつけるのが現世代の大人の責務である。現世代で解決出来なければ次の世代、さらにその次の世代のために解決方法を考えなければならない。

日本の台所にお金が足らなければ、消費税、法人税、所得税を増税すれば解決できるということではない。高福祉、高負担、年金、医療費、長寿高齢化、いずれも国民一人一人がこのことを理解し、納得しなければならない。

現世代は次の世代のために上記のことを伝え続け理解して貰うことが何よりも大事である。そのためには小学校高学年より租税教室を取り入れ、中学生の税の作文へと繋げ、税金は日本を運営するための共益費(会費)の分担との理解を深める必要がある。

租税教育の環境作りをすることこそ、現世代の責務である。

北区納税貯蓄組合連合会は青年部を中心として租税教室の普及と「中学生の税の作文」を重要事業とし今後も努力していきたい。

 

北区納税貯蓄組合連合会

    会長 鈴木 心一